浪費家とは、いったいどんな特徴がある人なのでしょうか?
一般的に浪費家とは、
- お金を無駄に使う人
- 計画性が無くお金を使う人
- お金使いが荒い人(衝動買いする人)
こういった人を指す事が多いです。
自分の好きにお金使っているという点については良いですが、
- 気が付いたら財布からお金が減っている
- 貯金が貯まらない
- 何にお金を使ったか思い出せない
といった、お金の管理・将来を考える上で、問題が起きる状況に陥る事が多い印象です。
では、このような状況に至るまでに、浪費家がどのような「思考・行動」をするのか、元浪費家である私の視点から詳しく解説していきたいと思います。
これから挙げていくのは、すべて過去の自分が実際に取っていた行動です…。
※尚、過去の私自身の行動に焦点を当てているため、すべての方に当てはまる訳ではない事だけご注意ください。
浪費家は自分の事を浪費家と思っていない
まず初めに知っておいていただきたいのは、
【浪費家は自分の事を浪費家だとは思っていない】
という事です。
良く言えば【欲望に忠実】ですが、悪く言えば【よく考えずにお金を使う】という特徴があります。
欲望に忠実であるが故に、
- 欲しい物
- 食べたい物
- やってみたい事
このような事に深く考えずにお金を使います。
「お金はあれば使っても良い物」という考えが根本的にある為、衝動的にお金を使ってしまう事が多々あります。
ただ、浪費家にとっては当たり前の事であり、おかしい事だとは思っていません。
浪費家の特徴
特徴①何事も形から入ろうとする
浪費家は【何事も形から入ろうとする】特徴があります。
例えば、何か新しい趣味を始める際に、
「どうせ使い続けるから、最初に良い道具を一式揃えて買っておこう」
という考えに至ります。
しかし、新しく始める趣味は実際に体験してみないと分からないものです。
- 思っていたものと違った
- 自分には合わなかった
このような考えになる事は十分に考えられます。
そのまま新しく始めた趣味から遠のいてしまうと、折角購入した道具が全て無駄になってしまいます。
「最初は必要最低限で初めて、自分に合っていたら徐々に買い足そう」
このような考えで始めたら、いざ辞めても金銭的なダメージはあまり無いのですが、こういった考えにならないのが一つの特徴になるかなと思っています。
因みに私はキャンプ道具一式10万ほどで揃えましたが、数える程しかキャンプに行きませんでした。
しかも、最後まで使用していない道具が半分近くありました…。
特徴②物を最後まで使わないのに新しい物を買いがち
浪費家は【物を最後まで使わないのに新しい物を買いがち】です。
例えば、
- 日用品
- 化粧品
- 調味料
今、使いかけの物があるのに、最後まで使い切らず、新しい物を買いがちです。
きっかけは人によって違いますが、
- SNSで見て気になったから
- セールをしていてお買い得だったから
- 〇〇さんにオススメされたから
- 買ったとしてもどうせ使うから
こんな思考の元、購入するという行動に移りがちです。
実際のところ、使いかけの物達は永遠に使われなくなる可能性が高いです。
それどころか、また新しい物を購入し、使い掛けの物がどんどん増えていきます…。
私は、使い掛けの整髪料を4つ位持っていました…。
特徴③コンビニで頻繁に買い物する
浪費家は【コンビニで頻繁に買い物しがち】です。
浪費家時代の私のコンビニ使用額は1日2,000~3,000円ほどです…。
内訳はこんな感じ。
- 朝 朝食+コーヒー購入 500円
- 昼 昼食+飲み物購入 800円
- 3時 おやつ購入+飲み物購入 400円
- 夜 夕食+飲み物+お菓子+デザート購入 1,200円
震えますよね…。
特徴④見栄っ張り
浪費家は【見栄っ張りになりがち】です。
他人からどのように見られているのかを大いに気にします。
その考えが、
- 他人に良く奢る
- ブランド物を身に付ける
- 身の丈に合わない買い物をする
といった行動に繋がります。
私も過去、「こんな良い物を買う事が出来るんだぞ!」なんて思いで買い物をしていた時期がありました…。
特徴⑤口座にあるお金=使っても良いお金という考えがある
浪費家は【口座にあるお金=使っても良いお金と考えがち】です。
ただ、ここで勘違いしてはいけないのが、貯める重要性もある程度は理解しているという事です。
貯めたいけれど、日常的な浪費でお金が減ってしまう。
その為、口座にあるお金(使っても良いお金)も使わざるを得ないといった感じです。
貯蓄は給料が上がって余裕が出来てから。終身雇用で会社に勤めて、退職金を貰うといった古い考えがあるからこその思考・行動もあったのかもしれません…。
特徴⑥同じ物・似たような物を複数所持している
浪費家は【同じ物・似たような物を複数所持しがち】です。
この特徴には、
- 忘れ物をした際
- 物を無くした際
- 洗濯が間に合わなかった際
こういった場面で、「どうせ買えば良いから」といった考えが働くからです。
その結果、同じような物が増えていく現象が起こります。
私は実家への帰省の際、よく眼鏡を忘れてしまっていました。
その都度購入していたので、一時期は同じ度数の眼鏡が3つ存在していました…。
特徴⑦自分へのご褒美を多用する
浪費家は【自分へのご褒美を多用しがち】です。
自分へのご褒美は悪い事ではありません。
しかし、その頻度が多いのが浪費家の特徴です。
- 今日頑張ったご褒美にアイス
- 今週頑張ったご褒美に外食
- 今月頑張ったご褒美に旅行
- 一年頑張ったご褒美にブランドバッグ
ご褒美の大小はありますが、毎日がご褒美の日になる事も珍しくありません。
ご褒美に慣れると、より良いご褒美を求めるようになります。
自ずと出費も嵩んでいくんですよね…。
特徴⑧欲しい物に溢れている
浪費家は【欲しい物に溢れていがち】です。
良く言えば、欲しい物の為に仕事を頑張る事が出来ます。
しかし、いつまで経ってもお金が貯まりません。
私は「次の給料で〇〇を買う、その次の給料で〇〇を買う」といったように、暫く先の給料やボーナスで購入する物の計画を立てていましたね…。
特徴⑨トレンド・流行りものに敏感
浪費家は【トレンド・流行りものに敏感になりがち】です。
例えば、
- ファッション
- 化粧品
- 芸能
- 最新家電
- 食品
毎年新しい物が出ては、【今年の流行・トレンドはこれ!】といって、メディアが購買意欲を煽ってきます。
浪費家はそういったメディア戦略にまんまとハマってしまいます。
私も毎年流行っている服を購入していましたね…。
流行に取り残されるのを恐れていました。
特徴⑩フードデリバリーを多用する
浪費家は【フードデリバリーを多用しがち】です。
もちろん、フードデリバリーにはメリットも沢山あります。
- 子育て等で外に出られず、家にすぐ食べられる物が無い
- 時間が無くて買いに行けない
こういった状況では、積極的に利用すべき良いサービスだと思います。
しかし、「外に出るのが面倒くさい」と言った理由で利用するには、割高なサービスであることに間違いはありません。
また、一度の注文に対する金額的制限や配送料を深く考えられていない点も問題です。
私は、某ハンバーガーチェーン店のデリバリーを良く利用してました。
1,500円以上の注文必須+配送料300円を週1で利用してた時もありました…。
まとめ:浪費家の価値観は簡単に変わらない
浪費家の特徴を挙げてきましたが、如何だったでしょうか?
ここまで見ていただいた中で、
- 私は浪費家かもしれない
- 私の友人、家族、恋人は浪費家かもしれない
こういった考えを持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、安易にその行動を責める事はしない方が良いと思います。
なぜなら、ここまで挙げてきた特徴は、浪費家にとって、
【当たり前の事】であり、【自分にとって正しい事】である為です。
これまでの生活の中で形成されてきた、【価値観】です。
自分で直そうと思っているならまだしも、他人からの助言を求めていない可能性が高いです。
人の【価値観】というものはそう簡単に変わらないのです。
しかし、もし「自分が浪費を辞めたい」、「相手に浪費を辞めて欲しい」と思っている方がいれば、一人の人間が【浪費家から倹約家】へ変わったキッカケを記事にまとめてみたので合わせて読んでみてください。