お金が貯まらない…。毎日少ししかお金を使っていない筈なのに、気が付いたらお財布からお金が無くなるんだよね。どうしてだろう…。
そんな方へ向けた記事になります。
日々そこまでお金を使っている自覚が無くても、気が付いたら、
- 財布からお金が無くなっている
- カードの利用明細が高額になっている
といった経験を持つ方は多いのでは無いでしょうか。
私も、そんな経験を持つ1人です…。
その原因は、日々のちょっとした買い物が積もり積もった結果である場合が多いのですが、
そう言われると、なんとなく思い当たるかも…。
と自覚の有る方も居るかもしれません。
しかし、その原因に気付き、日々のちょっとした買い物を気を付けようと思っても、
- 気付いたらお金を使ってしまっていた
- ちょっとした買い物が辞められない
となるのが、お金の貯まらない人の特徴です。
じゃあ、この無駄遣い癖は治らないのかな…。
と思われるかもしれませんが、決してそんな事はありません。
少し考え方を工夫する事で、無駄遣いを減らし、お金が貯まる習慣を身に付けることが出来ます。
そこでこの記事では、そんな日々のちょっとした買い物が原因で「お金が貯まらない」と感じている方へ向けた、【お金が貯まるようになるちょっとした考え方の工夫】を説明します。
長期的なコストで考える事が効果的
それでは、早速お金が貯まるようになるちょっとした考え方の工夫を紹介します。
それは、「買い物をする時に長期的なコストで考える事」になります。
なぜ、長期的なコストで考えて買い物をする事が効果的なの?
と疑問に感じるかもしれませんが、効果的な理由は次の2つです。
- 小さな支出は深く考えずに判断される為
- 長期的なコストで考えれば自制心が利く為
順番に解説していきます。
1.小さな支出は深く考えずに判断される為
1つ目の理由は、「小さな支出は深く考えずに判断される為」です。
ある説によると、人は一日で(大小合わせ)5万回も意思決定しているのだそうです※。しかし当然ですが、全ての意思決定に対し深く考えていては時間が幾らあっても足りません。
その為、
- 大きな影響を及ぼす内容
- 自分が重要な事に区分している内容
以外の事に関しては、深く考えずに判断する傾向にあるそうです。
人が意思決定をする際の思考には、即決的思考(ヒューリスティック)と熟考型思考(システマティック)があります※。150円のお茶を購入する際は即決的思考、5万円の家電を購入する際は熟考型思考が働くといった感じですね!
つまり、個人の感覚により違いはあると思いますが、私達が日常的に買い物をする際には即決的思考が働き、「深く考えずに購入する可能性が高い」という事です。
ちょっとした買い物が日常的な習慣になってしまっている人は、このような理由からお金を使ってしまうのだと考えられますね。
※参考:学研【働く君に伝えたい「本物の教養」池上彰の行動経済学入門】著:池上彰p62.63
2.長期的なコストで考えれば自制心が利く
2つ目の理由は、「長期的なコストで考えれば自制心が利く」です。
1つ目の理由で、日常的な買い物に対しては、
- 即決的思考が働きやすい
- 深く考えずに購入する可能性が高い
という事が分かったと思います。
それじゃあ、ちょっとした買い物を抑えて、お金が貯まる習慣を身に付けるためにはどうすれば良いの?
効果的な方法は「日常的な買い物に対して、長期的なコストで考える習慣を付ける事」になります。
長期的なコストで考えた場合、ちょっとした買い物でも金額が大きく見えます。その為、買い物をする際に、
- 熟考型思考が働くようになる
- 深く考えて購入するようになる
といった効果が期待出来るようになります。
いくつか例を挙げて説明するので、是非自分の日常に置き換えてみて下さいね。
【日常的な買い物の例】
- 1日 150円のお茶 → 1年 54,750円(水筒持参の場合:1年 7,000円程※水筒購入費用含む)
※2年目以降は水筒購入費用が掛からないので、お茶パック費用のみになり、より安く済む - 1日 200円のお菓子 → 1年 73,000円
- 1日 1箱600円のたばこ → 1年 219,000円
- 1日 800円のランチ → 1年 292,000円
- 1週間に1回 3,000円の洋服を買う → 1年 144,000円
- 1週間に1回 5,000円を飲み代に使う → 1年 240,000円
如何でしょうか?一例になりますが、長期的なコストで考える事で「こんなにお金使ってるんだ…。」といった考えになり、無駄遣いを防止することが出来ます。
10年位の長い期間で考えると、車の購入費用に充てられる出費もあったりするんですよね…。車もお金掛かるんですけどね!
ただ、ここで1点注意していただきたい事があります。
それは、このような事にお金を使う事が決して【悪い】という訳ではありません。長期的なコストで考えた上で、尚自分に必要な出費なのであれば、お金を使う事が重要です。
大切なのは、あくまでも「考える習慣を付ける事」になります!
まとめ:無駄遣いしない状況作りが大切
ここまで、「少し考え方を工夫する事で、お金が貯まる習慣を身に付けることが出来る理由」に付いて説明してきましたが、如何だったでしょうか?
ちょっとした買い物というのは、
- 金額が小さい為、自制心が利きにくい
- 習慣になっている場合、改善が難しい
といった特徴があり、無駄遣いをしてしまう大きな原因になります。
その為、自らの考え方を変えて、無駄遣いしないような状況を作る事が重要になります。
お金が貯まる習慣を身に付ける事が出来れば、人生が少し楽になります。是非一緒に頑張っていきましょう!