転職活動で「自分の強み」を聞かれたけど、人に言えるような強みが無い…。僕の強みって何だろう?
そんな悩みを持つ方へ向けた記事になります。
転職活動を進める上で、必ずと言って良いほど聞かれることが、
- 志望動機
- 自身の強み
この2つの質問です。志望動機に関しては、殆どの方が問題なく回答出来る場合が多いと思います。
しかし、一方で自身の強みを聞かれると、
- 営業成績トップ
- 〇〇プロジェクトリーダー
- 〇〇開発責任者
等々、しっかりアピール出来る様な成績・経歴を持つような方以外は、「なんとなく回答に困る」という方が多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、【目立った経歴が無くても、転職活動で使える自分の強みの見つけ方】について解説したいと思います。
私(わんこ蜜柑)も、同じ悩みを経験した一人です。転職活動のいち経験者として、当時の経験を元に解説させていただきます!
強みの見つけ方
それでは早速、強みの見つけ方について解説します。
強みを見つける上で大事なポイントは、【これまでの職務内容を振り返り深堀りする事】です。
これだけ聞くと、
普通に仕事をしているだけだし、職務内容を思い出しても、強みと言えるような事では無いと思うんだけど…。
と思われるかもしれません。
しかし、是非ここで考えを改めていただきたいのは、これまで経験した仕事のすべてが強みに成り得るという事です。
強みと聞くと、
- 周囲と比べて特別優れていた
- 自分の中で周囲と比べ1番に成り得る
といった事を必死に探してしまいがちですが、決してそのような内容である必要はありません。
あくまでも、日々の業務を遂行するにあたり、自分の中で「これは上手く出来る・周囲からの信頼を得ている」といった程度の事で構いません。
その強みにあなたのこれまでの経験が合わさる事で、他人との差別化を図ることが出来ます。つまり、「特別これが優れている」という極端なアピールをしなくても魅力的に見える訳ですね。
日々、真面目に仕事をしていれば、1日8時間以上を週5日間(多い人では週6日間)経験を積んでいる訳ですから、他の仕事をしている方に比べれば、圧倒的な強みに成り得ます。
とはいえ、具体的な強みを見つけるには難しいと思いますので、私が転職活動の際に考えた強みの見つけ方を、一つの例として紹介します。少しでもイメージを掴んで貰えると嬉しいです!
【わんこ蜜柑の強み設定(※一例)】
『業種』
- 機械設備関係(メーカー)の販売営業
『業務内容』
- 見積もりの作成、受注活動
- 債権管理
- 販売機器のアフターフォロー(点検及び修理、更新の提案)
- アフターフォローの調整(顧客と作業者の間に入って)
- 機器のスペックイン活動
- 日常の営業活動(コミュニケーション、勉強会の開催等)
『顧客層』
- 設備業者(個人~サブコンまで)
- 管材商社
- 施主
- 管理会社
- 設備設計事務所
- 官公庁関係各所
『業務内容の深堀』
- 建物が建つという過程で、初期提案段階から引渡しまで携わる仕事だった為、施主からエンドユーザーまで様々な方達と関わることが出来た。
- その中で、顧客の立場によって重視すべき項目が異なる事を理解する事が出来た。また、顧客の立場を考え、重視すべき項目に沿った提案をする必要性を学ぶ事が出来た。
- 法人、個人等、一部の立場の顧客のみと関わる事では、他方面ではどのような考えで仕事が進められているか理解できず、偏った考えになる危険性がある事も理解する事が出来た。
- 時には、異なる立場の人を繋ぎ、打ち合わせや調整をする必要が有った為、お互いの主張を聞き、上手く調整する必要が有った。
『設定した強み』
- 「人の立場で考える」という事を、これまでの業務上で様々な立場の人達と関わる事で強く実感出来た事。幼少期から当たり前のように教わる事ではあるが、自分の立場で物事を考えがちな大人が、実はあまり出来ていない事。営業活動における一連の流れの中に於いて、「携わるすべての人の立場や考えを理解しようとする事」は非常に大切な事。「そういった考えを持ち、社内外の人達と関わる事が出来る」という事が強みです。
如何でしょうか?日々取り組んでいる業務活動から強みを見つける事は必ず出来ます。「それって当たり前のことでしょ?」と思われる内容でも、他の人を見た際に、意外と出来ていない事が強みに出来たりするんですよね。
まとめ:「強みで何が出来るのか?」を伝えることが大切
ここまで、「自分の強みの見つけ方」について解説してきましたが、如何でしょうか?
悩む事は必須だと思いますが、これまでの業務内容を深堀りして考える事で、
- 自分自身の強み
- 意識していなかったスキル
- 何が出来るのか、向いているのか
といった事が見えてくると思います。
さらに、ここまで自己分析する事が出来れば、企業が最も聞きたい、「自分がどういった形でその会社に貢献する事が出来るか?」といった事も見えてくると思います。
その問いに対して、しっかり自身の経験を深堀りして、裏付けを持って強みを説明する事が出来れば、言いたいことが伝わるはずですよ!
目立った経歴が無い事は、自身の強みをしっかり見つめる事が出来るチャンスだと考えて、一度考えてみると良いと思います!