こんにちは!わんこ蜜柑です!
ふと耳に入ってきた言葉。

1年目の後輩がさ、気が利かないしミスも多いんだよね…。
それを聞いた瞬間、

ん…?
と少し疑問に思ってしまいました。
確かに後輩がミスをすれば、
- 仕事の手が止まる
- 指導の時間が取られる
といった状況に陥ります。
でも、心の中でふと思いました。

それって、あなたも通ってきた道じゃないんですか…?
新人時代の自分を思い出す

自分の1年目はどうだったか?

少し思い出してみました…。
苦い思い出が多かった社会人1年目。
- メモをとっても追いつかないし理解出来ない
- 報連相のタイミングも分からない

そんな事も知らないの?
大学で何勉強してきたの?
と苦笑されたこともありました。
何より、
- 仕事の段取りを覚えるのに必死
- 周りの空気を読む余裕なんてない
という状況でした。
今になって思い返せば、

あの時もっとこうしておけば良かったのかな…?
と考える事が出来ますが、当時は毎日の仕事をこなすだけで精一杯でした。
社会人1年目、置かれている状況は誰もさほど変わらない筈です。
それなのに1年目の後輩に対して、

気が利かない…。
と言ってしまうのは少し違う気がします。

自身の出来が、よっぽど良かったんでしょうかね…?
教える側の『余裕』と『視野』のなさ

もちろん、指導する立場にある人がイライラするのも理解出来ます。
- 忙しい
- 余裕が無い
- 自分も叱られている
といった状況で、後輩フォローをするのは大変でしょう。
しかし、

なんでこんな事も出来ないの…?
と思ってしまった時点で、『教える側』としての視点を失っている気がします。
人は、自分が出来る様になった瞬間に『出来なかった頃』を忘れてしまうものです。

自分もそうですが、まるでそれが『最初から出来ていた事』かのように思い込んでしまうのです。
だからこそ、いざ教える側に立った時に「あの頃の自分」を定期的に思い出すのは大事なのだと思います。
新人は未完成で当然

成長のスピードは人それぞれです。
- 最初から何でも出来る人
- 環境に慣れれば力を発揮出来る人
- 時間は掛かるけど徐々に出来るようになる人
本当に様々なタイプがいます。

そのため、今見ている姿がその人の全てだと決めつける事は有ってはならないのです。
新人は未完成で当然であり、失敗も沢山します。
そんな状況で先輩に出来る事は、

なぜ出来ないのか…?
と嘆くよりも、

どうすれば出来るようになるか…?
この子に合うやり方は何だろうか…?
の様に頭を使い考えてあげる事です。
自分も沢山失敗をして、許されて今の立場にいる筈です。
- 後輩にもそうあって欲しい
- 自分はこうして欲しかったから、それを後輩にしてあげよう
と考え関わってあげる事が良い先輩なのではないでしょうか?
『教える』とは、自分を振り返る事

誰かに教えるという事は、自分の過去と向き合う事でもあります。
- 出来なかった自分
- 恥ずかしかった自分
- 悔しかった自分
それらを思い出し忘れない人間こそ、良い先輩になれるのではないかと思っています。

なぜ出来ないのか…?
と嘆く前に、

自分はそんなに完璧だったかな?
自分の時はどうだったかな?
と問い直してみると良いのかもしれません。

どんな状況でも『相手の立場になって考えてみる事』が重要なのだと思います。
以上、ご覧いただきありがとうございました。