物価高に米の値上がりもあって、食費が上がっている…。食費を抑えたいけど、主食は大切だしどうしたら良いかな?
こんな悩みを持つ方へ向けた記事になります。
最近では、
- 物価高
- 米の値上がり
などが原因で【食費の高騰】に悩む家庭が増えているようです。その中でも特に頭を抱えているのが、米の値上がりが原因での食費の高騰だと思います。
日本人の主食と言えば【お米】ですから、値上がりから受ける影響は特に大きいですよね
…。
そこでこの記事では、米の値上がりから受ける影響を少しでも緩和するべく、
- お米が他主食と比べるとどうなのか?
- 主食に採用出来そうな物は無いか?
という事について考えてみたいと思います。
1食当たりの金額を比べて、「何を食べれば節約に繋がるのか?」考えてみたいと思います。
各主食の詳細
それでは「1食当たりの値段が安い主食」を知る為に、まずは各主食それぞれの詳細を考えてみます。
基本的に、1食当たりの値段比較をしていきますが、
- 一度に食べる量
- 調理に掛かる諸費用
- 食べ合わせに必要な食材
などを考えると比較が難しい為、下記の前提条件で比較したいと思います。
✩前提条件✩
【一度に食べる量】
- 麺類等は1束を1人前とする
- その括りが無い物に関しては、私(一般成人男性)が普段食べる量を1人前とする
※括りが無い物の方が分量は多くなるかもしれません…。あくまでも参考程度にお考え下さい。
【調理に掛かる諸費用(水道、光熱費)】
- 調理に掛かる諸費用は家庭によって条件が異なる為、今回の比較には入れない
【食べ合わせに必要な食材】
- 食べ合わせに必要な食材は家庭によって条件が異なる為、今回の比較には入れない
※例えば、めんつゆ等の調味料が該当します。
【購入先の条件】
- すべて同一の購入先とする
※記事作成時点でのイオンネットスーパーの金額を参考にしました。
以上、非常にざっくりとした条件になります事をご理解ください。
それでは、順番に見ていきましょう。
1.お米
まず初めに【お米】から考えてみます。
お米は一度にまとめて買うほど安く購入する事が出来ますが、
- 実は生鮮食品の為、早く消費する事が望ましい
- スーパーで購入する場合5kg~10kgが多くなる
といった理由から、ここでは5kgで考えてみたいと思います。
市場に流通している中で一番安く帰るのが30kg(精米後27kg)ですが、米不足が問題になってからは、そこまで値段の違いが無くなってしまった感じはあります。
【売値】
- 5kg 2,980円
【1食当たりの量】
- 生米 96g ⇒ 炊き上がり 200g
※中茶碗~どんぶりの間くらいの量になります。
【1食当たりの値段】
- 1食 約57円
中茶碗1杯で40円程、どんぶり1杯で69円程になります。
2.そうめん
2つ目に、【そうめん】を考えてみます。
【売値】
- 600g(100g×6束) 198円
※一番安い【トップバリュベストプライスそうめん】を参考にしています。
【1食当たりの量】
- 1束 100g ⇒ 茹で上がり 300g
【1食当たりの値段】
- 1食 33円
茹で上がりは乾麺と比べ約3倍になります。1束で結構お腹が膨れるんですよね。
3.冷凍うどん
3つ目に、【冷凍うどん】を考えてみます。
【売値】
- 1kg(200g×5玉) 198円
※一番安い【トップバリュベストプライスうどん】を参考にしています。
【1食当たりの量】
- 1玉 200g
【1食当たりの値段】
- 1食 約40円
【補足事項】
- 湯でうどんの場合 180g 35円
- 乾麺の場合 1束100g(茹で上がり240gほど) 45円
個人的にはコシや食感の面から見ても、冷凍うどんが一番好きですかね。
4.パスタ
4つ目に、【パスタ】を考えてみます。
【売値】
- 1kg 228円
※一番安い【トップバリュベストプライスパスタ】を参考にしています。
【1食当たりの量】
- 1束 100g ⇒ 茹で上がり 230g
※パスタの太さや湯で時間で異なります。
【1食当たりの値段】
- 1食 約23円
余談ですが、パスタは麺類の中で一番カロリーが高いようですね。
5.そば
5つ目に、【そば】を考えてみます。
【売値】
- 340g(85g×4) 298円
※そば粉の比率が高い物の中で、一番安い物で選んでいます。
【1食当たりの量】
- 1束 85g ⇒ 茹で上がり 255g
【1食当たりの値段】
- 1食 約75円
小麦粉比率の高い物であれば金額的にもっと安い物が有るのですが、ここでは敢えて選んでいません。
6.焼きそば
6つ目に、【焼きそば】を考えてみます。
【売値】
- 405g(135g×3) 98円
※一番安い山口製麵の商品を参考にしています。
【1食当たりの量】
- 1袋 135g
【1食当たりの値段】
- 1食 約33円
以前は同じ位の容量・金額で購入出来ていた某メーカーの焼きそばも、200円近くまで値上がりしてしまいましたね…。好きだったのですが…。
7.インスタントラーメン
7つ目に、【インスタントラーメン】を考えてみます。
【売値】
- 440g(88g×5) 208円
※一番安い【オールタイムヌードル】を参考にしています。
【1食当たりの量】
- 1袋 88g ⇒ 茹で上がり 220g
【1食当たりの値段】
- 1食 約42円
有名メーカーのインスタントラーメンの場合は、1食当たり100円程度が普通になってますね。
8.切り餅
8つ目に、【切り餅】を考えてみます。
【売値】
- 500g(50g×10) 398円
※一番安い【トップバリュベストプライスの切り餅】を参考にしています。
【1食当たりの量】
- 3つ 計150g(50g×3)
【1食当たりの値段】
- 1食 約120円
自分でもち米から作ればもっと安いかもしれません…。
1食当たりの値段が安い主食は?
1食当たりの値段順に並べてみると以下の通りになります。
- パスタ(23円)
- 焼きそば(33円)
- そうめん(33円)
- うどん(40円)
- インスタントラーメン(42円)
- お米(57円)
- そば(75円)
- 切り餅(120円)
つまり、記事作成時点で一番安い主食は【パスタ】になる事が分かりました。
2位以下も麺類が並び、その後にお米といった結果になる事が分かりました。
お米の価格が1.5倍~2倍程度に上がっている事を考えると、
- 他主食と比べ安く手に入る
- 日本の代表的な主食
という位置付けは、「今後難しいのではないか」と感じました。
まとめ:食べて応援の心が大切
ここまで、「1食当たりの値段が安い主食」について説明してきましたが、如何でしたか?
節約の面から考えれば、
- パスタ
- 焼きそば
- そうめん
などの主食を食べるのが良いと思います。特に出費が増えて家計が苦しい場合は、
- 健康面
- バランス面
などに気を使いながら安い主食を採用する事が、この物価高を乗り切る方法になります。
しかし、1点注意点があります。
それは、「お米を食べて国内農家を応援する」という気持ちを時には持ってほしい事です。
安い主食の原料は主に小麦(輸入品)になります。その一方で、食用米の生産はその殆どが国内で行われています。
つまり、
- 小麦を原料にした主食を多く食べる
- 国内生産のお米を控える
という行動は国内農家の方々からすると望ましくない事になります。
農家のなり手が減っている状況に、更に拍車を掛ける事に繋がりかねません。
その為、時には【積極的にお米を食べる事】を意識する事も大切なのではないかと思います。
お米は美味しいですし、食べたいときに食べられない状況になってしまうと悲しいですからね!
以上、余談を挟んでしまいましたが、「1食当たりの値段が安い主食」についての説明でした。