こんな経験は無いでしょうか?
また皆の前で怒られた…。他の人が同じ事をしても怒られないのに、なんで自分だけ怒られるのかな…。
そんな悩みを抱えた方に向けた記事になります。
社会に出て仕事をしている以上、
- ミスをした
- 間違った行動を取った
- 思うような結果を残せなかった
等の理由で、上司から厳しい言葉を掛けられる事があると思います。
その言葉に正当性があり、納得出来る内容であれば不満に感じる事は無いでしょう。
しかし、もしその言葉が、同じ行動をしている人には向けられず、自分にのみ向けられていたらどうでしょうか?さらにその言葉を掛けられる場が決まって皆の前だとしたら?
恐らく多くの人が、
なぜ自分だけ怒られるの…?しかも、皆の前で…。
と考えるのではないでしょうか。
そこで、この記事では、【見せしめで怒ってくる上司の特徴】について解説します。
そのような上司のターゲットにされていた経験から、私の主観マシマシで解説させていただきます!精神的に追い詰められる事もあるので、当てはまったら早めに対策する事が大事ですよ!
見せしめで怒ってくる上司の特徴
それでは早速、「見せしめで怒ってくる上司の特徴」について見ていきます。
特徴は、以下の3つです。
- 怒る事で威厳を保とうとする
- 立場の弱い人間をターゲットにする
- 周囲に嫌われたくない
順番に説明していきます。
①怒る事で威厳を保とうとする
1つ目の特徴は、「怒る事で威厳を保とうとする」です。
基本的に、上司(管理職)の立場に選ばれる人は、
- 仕事で成果を出すことが出来る
- 部下を鼓舞し、チームで目標に向かう事が出来る
- 信頼関係を築く為のコミュニケーションが取れる
- 自身及び周囲のケアを行うことが出来る
といった能力が有る人の筈です。
しかし、まだまだ年功序列の色が強い企業の場合は、そのような能力の有る人では無く、
- その企業に長く勤めている
- 年齢を多く重ねている
といった人が、「選ばれる可能性が高い」という事が現実としてあります。
その為、上司(管理職)として適性が無いにも関わらず、その役職に付いてしまう人が出てしまいます。
昔ながらの経営体制を敷いている企業に多く、人事異動が発表されると、「なんでこの人が?」と社内で話題になったりしますね。
その後、求められた役割を果たす事が出来ない人の中で、
- 怒る事で威厳を保とうとする
- 自分の立場をなんとか保とうとする
という行動を取る人が出てしまうのです。
ある意味では、その人もちょっとした被害者なのかもしれませんね…。板挟みでストレスも凄い筈ですからね…。
②立場の弱い人間をターゲットにする
2つ目の特徴は、「立場の弱い人間をターゲットにする」です。
見せしめで怒られている人を見た事がある方は、
あぁ…また、〇〇さんが怒られている…。あんなに言われて黙ってるなんて。少し位、言い返しても良いと思うけどな…。
という場面に遭遇したことがあると思います。
実はこの場面、見せしめで怒る上司がいる職場では、よくある光景になります。何故ならば、立場の弱い人が繰り返しターゲットにされるからです。
ここで挙げられる立場の弱い人とは、
- 入社して間もない人
- 家庭状況などの理由で「辞めないだろう」と思われている人
- 仕事面などの理由で社内的な立場が弱い人
といった人達になります。
そういった人達は、「何を言っても反論して来ないだろう」と思われて、言いたい放題言われる可能性が高いです。
③周囲に嫌われたくない
3つ目の特徴は、「周囲に嫌われたくない」です。
私が新卒で入社した会社1~2年目でターゲットにされていた時、当時の上司とこんなやり取りがありましたので、紹介します。
【とある日のやり取り】
〇〇さんも〇〇さんも同じことしてるのに、なんで僕だけ毎回怒られるんですか?
あいつらは、言うと拗ねるから駄目なんだよ…。お前を怒ると、あいつらにも伝わると思ってやってるんだ。
如何でしょうか?嘘の様な話ですが、実際に行われたやり取りになります。
常識的に考えれば、
- 許されない行動への叱責
- 不適切な発言への叱責
というのは、その行動・発言を行った人に対し、平等に行わなければ駄目な筈です。
しかし、仕事の場という事を忘れ、
- 普段仲良くしているから
- 怒ると機嫌を悪くするから
- 嫌われたら困るから
という普段の馴れ合いを元に発生する理由から、【特定の人間をターゲットに叱責し、周囲にわからせる】という行動を取ってしまうのだと考えられます。
「期待しているから」、「怒るのにも体力が居るから人を選ぶ」といった、最もらしい理由を付けてくる場合もありますが、如何なる理由が有っても【見せしめで怒る】といった行動は許されません。
対策:逃げる事しか無いのが現実
では、見せしめで怒ってくる上司がいる場合、どのような対策を取れば良いのでしょうか?
そのような上司が居た場合は、逃げる事しか対策が無いのが現実です…。
何故ならば、
- その上司の人間性は変わらない
- 周りは黙認する(自分の立場が悪くなる・怒りの矛先が自分に向くのを恐れる)
- 会社側にも事情がある(その上司を役職に付けた責任とプライド、人手不足)
といった理由から、あなたが何かを訴えても状況が改善する可能性は低い為です。
唯一の改善策として、「その上司と積極的にコミュニケーションを取り仲良くする」といった方法があります。
しかしその先には、
- 嫌いな人と上手く付き合うスキルの向上
- どの位の時間を耐える必要があるか不明な戦い
- 新たな被害者が生まれる
- 新たな被害者が怒られる場面を見続ける事
といった、マイナスの方が大きい結果が待っている為、おススメはしません。
何より、限られた貴重な時間をそんな事の為に使うのは勿体ないですからね!
その為、
なんで自分が逃げなきゃいけないんだろう…。
といった思いは持ってしまうかもしれませんが、「逃げる事は自分の為になる」という思いに改めて、いざという時には行動を取れるように準備しておく事が大切です。
まとめ:思い当たったら早めの対策を!
ここまで、
- 見せしめで怒ってくる上司の特徴
- 見せしめで怒ってくる上司に当たった際の対策
について解説してきましたが、如何だったでしょうか?
もし、
- 上司に当てはまる特徴がある
- 今まさに被害を受けている
といった場合は、少しでも早く逃げる為に準備をする必要が有ります。
私が準備したのは、「お金を貯める事」、「転職エージェントに登録する事」の2つです。私の場合は、上司が先に異動したので、行動に移すことはありませんでしたが、準備しておく事はとても大切な事だと感じました。
また最後に1つ余談ですが、あなたが今の立場から逃げても、「職場には何の影響も無い」という事を覚えておいてください。
他の人がターゲットにされるかもしれないし、職場に迷惑が掛かるかも…。
と思われているかもしれません。しかし、あなたが逃げた後に起こる、
- 上司の行動が問題に挙げられる
- 職場の環境改善が考えられる
といった事が、職場にとって環境を見直す良い機会になる場合が多いからです。
基本的に職場環境が大きく見直されるのは、「辞める人間が多く、事業の継続に影響がある場合」というのが殆どですから、「これ以上、自分のように苦しむ人を出したくない」という場合は、むしろ積極的に逃げる方が良い場合があります。
最後に余談を挟んでしまいましたが、結局他人は変えられないので、まずは自分が動いて環境を変える事が大切です!いつ・誰がターゲットにされても不思議では無いので、逃げる為の準備を常に整えておくことが自分を守る事に繋がりますよ!