営業職で内定を受けたけど、営業職ってストレスが凄そうだよね…。実際どんなストレスがあるのかな?
そんな悩みを持つ方へ向けた記事になります。
営業職がストレスを感じやすい場面の1つとして、【価格調整】に関する事が挙げられます。
価格調整は営業職の醍醐味とも言える仕事ですが、縛りも多いだけにストレスを感じる場面も多いんですよね…。
客先との価格調整と聞くと、業務内容自体はイメージをしやすいと思いますが、
- 業務から受けるストレスの内容
- どのような場面でストレスを受けるのか
に関しては、あまり想像が付かないと思います。
そこでこの記事では、8年間営業職として働く私(わんこ蜜柑)の経験を元に、【価格調整でストレスを受ける場面(内容)】について説明させていただきます。
どんなストレスを受けるか具体的にイメージして、「営業職として働くかどうか見極める事」がとても大切です!
価格調整でストレスを受ける場面
それでは早速、価格調整でストレスを受ける場面を見ていきます。
ストレスを受ける場面は以下の4つです。
- 過度な値下げを要求してくる場面
- 社内調整が難航した場面
- 価格交渉が長時間に及ぶ場面
- 上司に裏切られた場面
順番に説明していきます。
1.過度な値下げを要求された場面
1つ目は、「過度な値下げを要求してくる場面」です。
営業マンとして仕事をしていると、顧客から価格の協力を求められる事が良くあります。
例えば、このような感じ。
見積もりを貰った件なんだけど、どうしても価格が合わなくて…。少し協力して貰えると助かるんだけど…。
見積もりを貰った件なのですが、他社の方が安くて…。価格を頑張って貰えるなら、貴社から購入したいのですが…。
このように、
- 予算が合わない
- 他社に負けている
といった理由があり、「商品を購入したいけれど、理由が有って購入出来ない」という状況にある場合、相談を受ける事があります。
他にも「沢山購入するから価格を下げて欲しい」、「普段沢山買っているから融通して欲しい」といった理由の場合もあります。
何れの理由にしても最終的に、
- 営業マンとしては「商品が売れ利益が残る・市場価格に大きく影響を及ぼさない」
- 顧客側としては「希望価格で商品を購入出来る」
といった状況に落ち着く事が出来れば、お互い嫌な気持ちにならず取引出来る事が多いです。
しかし一方で、このように過度な値下げを要求してくる人が居ます。
見積もりを貰った件なんだけど、もっと安くならないの?まだ、値下げ出来るんでしょ?
前回も値下げして貰えたし、今回も出来るでしょ?
この場合は、
- 安くして欲しいだけ
- 前購入した時より安くないと気に入らない
といった考えの場合が多く、「顧客側の利益のみを考えた発言」である事がわかると思います。
営業マンは、
- 他顧客とのバランス
- 市場価格への影響
を常に考える必要が有る為、そのような要望を受けたとしても断る必要が有ります。しかし、「過度な値下げを要求してくる人」は自身の要求をひたすらにぶつけてくる為、その対応にストレスを感じる事が多くなってしまうのです。
体力、精神、時間すべてを削られる為、本当にストレスに感じるんですよね…。
2.社内調整が難航した場面
2つ目は、「社内調整が難航した場面」です。
営業マンが客先に価格提示する際には、基本的に余裕を持つ場合が多いです。
その為、
- 値引き要望を受けた
- 何か問題が起こった
という場合でも、自分の判断で価格調整する事が可能です。
しかし、自分の判断で調整出来ない場合は、社内での相談が必要になります。
その場合、
- 何故その価格で対応する事が必要なのか?
- どのような背景があるのか?
という事を説明し許可を貰う必要が有るのですが、
そんな金額で出すなんて、出来る訳がないだろう!
他市場に影響が出るので、駄目ですね。本当にそんな金額で対応する必要が有るのですか?
のように、反対される場合があります。
当然ですが、そうなってしまうと、
- 要望金額で欲しい客先
- 要望金額で出したくない社内
双方の板挟みに合い、その対応でストレスを感じる事になります。
どうしても要望金額で通したい場合に、理解を得られない場合にストレスを感じる事が多いですね…。
3.価格交渉が長時間に及ぶ場面
3つ目は、「価格交渉が長時間に及ぶ場面」です。
客先から価格交渉を求められた場合、先に説明した、
- 過度な値下げの要求
- 社内調整の難航
という2つが原因となり、長く時間を取られる場面があります。
客先と社内がどちらも譲らない場合は、双方の妥協点を探りながら調整する必要がある為、長く時間を取られてしまうんですよね…。
さらに、そのような状況になってしまうと、
- 他の仕事が出来ない
- 客先から不満を言われる
- 社内の人間から怒られる
といった「どうすれば良いか分からない」状況になってしまう為、当然ストレスが溜まってしまいます。
社内外全員が敵に見えて仕方ないんです…。
4.上司に裏切られた場合
4つ目は、「上司に裏切られた場面」です。
客先から自身の判断では解決出来ない価格交渉を求められた場合、まず上司に相談する事が多くなります。
その際に、こんなやり取りがされる場合があります。
【社内:営業マン~上司】
〇〇の理由で、この金額を要求されています。お世話になっている客先なので、協力したいと考えているのですが…。
そんな金額で出すなんて、出来る訳がないだろう!この位の金額で納得して貰いなさい!
わかりました…。その金額で回答してみます…。
【社外:営業マン~客先】
〇〇様、お世話になります。上司にも相談してみたのですが、この位が限界で…。
なるほど…。その上司さんと直接話をしたいから、変わって貰えるかな?
【社外:客先~上司】
〇〇さんお世話になります。先程この金額で〇〇君から回答貰った件なんだけど。こちらも理由があり、もう一度検討をお願いしたいのですが…。
あぁ、その件ですね!わかりました、何とか調整させていただきます!
このように、もしあなたの上司が、
- 部下からの要望には応えない
- 客先から直接要望された場合に応える
という行動を取る人の場合、大きなストレスを感じる事になります。
このような事をされると、自分の立場が無くなってしまうんですよね…。最終的に客先から「この子に言っても無駄だな」と思われる可能性もある為、自分の存在意義が分からなくなってしまうんですよね。
以上が、価格調整でストレスを感じる場面でした。
まとめ:お金の話になると人が変わる
ここまで【価格調整でストレスを受ける場面(内容)】について説明してきましたが、如何でしょうか?
価格調整はお互いの利益に繋がるだけに、とてもシビアな話になります。
当然そうなってくると、
- 客先からの要望がきつくなる
- 社内からのストップがかかる
というのは、仕方のない事です。
しかし、普段よくしてくれている人から厳しい対応をされると、やはりストレスを感じてしまう原因になります。
お互いの立場があるだけに、ストレスを感じる事が多い仕事になってしまいがちです…。
「営業職として働く」という思いのある方は、このようなストレスの感じ方も有ると把握したうえで考える事が大切です。
他にも「営業職がストレスを感じる場面」についてまとめているので、是非ご確認ください。