営業職で内定を受けたけど、営業職ってストレスが凄そうだよね…。実際どんなストレスがあるのかな?
そんな悩みを持つ方へ向けた記事になります。
営業職が感じやすいストレスの原因として、【残業(時間外労働)・休日対応】に関する事が挙げられます。
相手が存在する為、仕方のない事ですが、やはりストレスに感じる事は多いですね…。
この記事では、そんな【残業(時間外労働)・休日対応】でストレスを受ける場面について説明させていただきます。
何となく、ストレスを受ける場面は想像が付くと思いますが、
- 具体的なイメージを持ってもらう
- どのような場面でストレスを感じるのか知ってもらう
という事を目的に、8年間営業職として働く私(わんこ蜜柑)の経験を元に説明させていただきますので、是非一度ご覧になってみてください。
具体的なイメージを持ち、「営業職として働くかどうかを見極める」一つの参考にしていただけると幸いです。
残業(時間外労働)・休日対応でストレスを受ける場面
それでは早速、残業(時間外労働)・休日対応でストレスを受ける場面について説明します。
ストレスを受けやすいのは、以下4つの場面です。
- 客先の都合に合わせる必要が有る場面
- 緊急の呼び出しを受けた場面
- 自分の休みに客先が働いている場面
- 有休中に連絡が来た場面
順番に説明していきます。
1.客先の都合に合わせる必要が有る場面
1つ目は、「客先の都合に合わせる必要が有る場面」です。
営業職として客先対応をしていると、どうしても客先の都合に合わせる必要が出てきます。
例えば、
打ち合わせをしたいんだけど、夕方の6時頃、事務所に来れるかな?日中は外出していて駄目なんだ。
遅くにごめんね!(夕方6時)今日中に見積出さないといけないから、金額送っておいて貰えるかな!
〇日の朝8時に現場に来て貰いたいんだけど…。車で1時間位かかるから、朝早いけどお願い出来るかな?
といった様に、
- 打ち合わせ
- 現場訪問
- 資料作成
などに関する事を、客先の都合や希望に合わせて対応するように求められます。
毎回では無いにしても、早朝や夜に予定を入れる事になれば、残業が増える事に繋がってしまいます。
当然、日中に対応出来れば強制的な残業が無くなるので、「なんでこの時間なんだよ…。」という思いが生まれ、ストレスに繋がってしまう原因になります。
2.緊急の呼び出しを受けた場面
2つ目は、「緊急の呼び出しを受けた場面」です。
営業職として客先対応をしていると、緊急の呼び出しを受ける事があります。
例えば、このような理由です。
急ぎで打ち合わせをしたいんだけど、事務所まで来てくれないかな!
現場で困っていて、直ぐに来ていただけないですか?
当然ですが、場合によっては「断る」という選択肢もあります。しかし、
- その後の関係性
- 他社との競合
などの面を考えると、「断りにくい」のは間違いありません。
この場面では客先も困っている事が多いので、対応してあげた方がその後の関係向上に繋がるのですが…。
しかし、緊急の呼び出しに応じるという事は、
- 今している仕事を後回しにする必要がある
- 計画していた仕事の順番が崩れる
- 業務時間外の呼び出しの場合もある
- 緊急の為、終わる時間が読めない
という恐れがあります。「客先の信頼を得る」というメリットは有るのですが、一方で「残業の増加」「プライベート時間の犠牲」に繋がる可能性は否定出来ません。
そして意外と多いのが、客先が「対応して当たり前」と思っている状況です。感謝されるなら行った甲斐が有るのですが、そうでない場合にはとてもストレスが溜まりますね…。
3.自分の休みに客先が働いている場面
3つ目は、「自分の休みに客先が働いている場面」です。
自分が担当する顧客によっては、たとえ自分が休みだとしても、相手が働いている事があります。
その場合、こんな事が起きる可能性があります。
あれっ、今日休みだった?休みの時に申し訳ないんだけど、ちょっと教えて…。
休みの日にごめんね!この間購入した機械で不具合が出て…。現場に来れないかな?
昨日電話したのに、なんで出ないんだよ!休み…?そんなの知らないよ!
本来であれば、自身が休日の場合、
- 電話対応
- 客先対応
といった事をする必要がありません。
しかし、実際は休日に対応をする必要が無いと分かっていても、
- その後の客先との関係
- 週明けからの小言への対応
- 後々面倒臭くなる可能性
などが気になってしまい、「対応する」という方を選んでしまいがちになります。
休みの日に電話に出ないだけで怒る、「面倒くさい顧客って本当にいるんだな」と働き始めると良く思うようになるんですよね…。
休みの日は、電話の本数が少なめになる場合が殆どですが、
- 定期的に着信通知を見る必要がある
- 毎週の休みに必要になる
といった事から、ストレスを感じる場合が多いです。
個人的には、この休日の電話が最もストレスが掛かる事だと思っています…。
4.有休中に連絡が来た場面
4つ目は、「有休中に連絡が来た場面」です。
営業職の場合は、たとえ有休休暇中だとしても、当たり前に客先から連絡が来ます。
例えば、このような感じです。
今日はお休みなんですか…?今日中に資料が欲しいんですけど、どうしたら良いですか?
今日はお休みなのか…。それじゃあ、明日の午前中までに〇〇の件で見積送っておいて!
今日はお休みなのか…。ちょっと見て欲しい現場が有るんだけど、誰か代わりに来れないかな…?
このように有休休暇中である事を伝えても、お構い無しに要望を伝えられるため、
- 翌日以降が期限で急ぎの仕事が溜まる
- 他の人に連絡を取って調整する必要が有る
- 自分で手元資料でなんとか対応する
といった様に、「有給休暇を取っている筈なのに休めない」という状況になり、ストレスが溜まってしまいます。
客先からの連絡を事務所の電話に転送するといった対応も可能なのですが…。
結局のところ、
- 進行中の案件で本人しかわからない内容
- 客先が担当営業マンと会話を求める
といった結果に繋がる事が多く、最終的に事務所から連絡が来る場合が多い気がします。
普段から深くコミュニケーションを取る職業なだけに、直ぐに変わりが利かないのが難点です。
以上、残業(時間外労働)・休日対応でストレスを受ける場面を4つ紹介しました。
営業に慣れてくると、このような場面を上手く躱す方法を覚えてくるのですが、仕事を始めたての頃は難しいのが現実ですね…。
まとめ:残業(時間外労働)・休日対応でのストレスは多い
ここまで、残業(時間外労働)・休日対応でストレスを受ける場面について説明してきましたが、やはり営業職は相手の都合に合わせる必要が有る事から、
- 残業(時間外労働)
- 休日対応
が多くなる傾向にあると思います。
また、このような現実を就職活動の際、積極的に情報開示する企業は無いと思います。その為、
- 予めストレスを受ける場面を想定しておく
- 場合によっては、企業にどのような対策を取っているか聞いてみる
という予防策を考えておく事が大切です。
苦労して入社した会社で、
こんな筈では無かった…。
という思いをしない為に、しっかり把握しておくことが大切です。
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