【お小遣い制】も【私が家計管理する事】も拒否される。何がそんなに嫌なのか分からない…。
そんな悩みを持つ方へ向けた記事になります。
結婚生活に於いて、避けては通れないのが家計管理です。夫婦によって様々な管理方法の形がありますが、最もお金の流れを把握しやすい方法は、夫婦どちらかがまとめて管理して、
- お小遣い制(片方もしくは両方)
- 必要なお金を都度貰う
といった方法になると思います。
共働き夫婦が増え、別財布で管理する家庭も増えましたが、【全体の流れを管理する】・【将来への備え】という事に於いては、【まとめて管理】が1番効率が良い方法です。
しかし、そんな事とは裏腹に、
お小遣い制なんて絶対に嫌だ!必要なお金は渡すから、残りは自分の自由に使いたい!
これまで自分で管理してきたし、妻に管理されるのに抵抗が…。
と発言する男性も少なくありません。
こういった男性が考えている事は、
- 自由に使えるお金が減る事に抵抗がある
- 妻に管理されたくない
という事で間違いないのですが、今後話し合いを進める上で、「なぜこの考えに至るのか?」という事を理解しなければ、お互いが納得する結果は得られないと思います。
男性に理由を聞いても、
- 直接言えない(言いづらい)
- 言っても理解されない
といった内容だったりする為、是非この記事で「これが原因かも?」という事を把握していただき、今後の話し合いに生かしていただけると争いが少し減るかもしれません。
あくまでも可能性の一つとして考えてください。全ての男性が当てはまる訳ではありませんので、ご注意ください!また、私も男性側なので、男性擁護の視点が多くなるかもしれない事を予めお詫びします…。
考えられる原因
考えられる原因は、次の5つです。
- 妻の管理に不安がある
- お金の掛かる趣味を持っている
- 飲み会が好き(後輩に奢る可能性がある)
- 後ろめたい出費がある
- 突発的な出費に対する交渉が面倒くさい
順番に解説していきます。
①妻の管理に不安がある
考えられる原因1つ目は、【妻の管理に不安がある】です。
この原因の場合、男性はこんな考えを持っている可能性が高いです。
【妻の管理に不安がある男性の考え】
- 独身時代から自分で管理及び蓄財が出来ている為、いきなり相手に任せるのが不安
- 自分のマネーリテラシーの方が高いと感じている(感じる瞬間がある)
- 相手の金銭感覚に不安がある
- 自分だけお小遣い制で残りのお金を好きに使われるのが嫌
- 相手がお金を何に使っているのか分からないのが不安
独身時代から家計管理をしっかり行っている男性に多い考えになります。「自分の方が上手く管理出来る」という思いが根底にある為、家計管理を任せられない場合が多いと思われます。
このような考えを持つ男性の場合、
- 男性側に家計の管理を任せてみる
- 家計管理の状況を報告する事を約束する
- 夫婦お互いがお小遣い制で管理する事を提案する
といった事を提案すれば、受け入れてくれるかもしれません。
自分で管理したい方からすると、やや不本意な結果かもしれませんが、「家計を合わせて管理する」という目的は達している為、暫く様子を見てみるのも良いと思います。
②お金の掛かる趣味を持っている
考えられる原因2つ目は、【お金の掛かる趣味を持っている】です。
この原因の場合、男性はこんな考えを持っている可能性が高いです。
【お金の掛かる趣味を持っている男性の考え】
- お金の掛かる趣味だと自覚がある
- 理解が得られないと思っている
- 口を出されたくない
- 今を楽しむのにお金を使いたい
【自分の趣味にはお金が掛かる】という事を、自覚しているからこそ強く抵抗する傾向にあります。また、基本的に女性に理解を得られない趣味だと分かっているので、「自由に使えるお金を確保しておきたい」という思いが強く働く可能性があります。
このような考えを持つ男性の場合、
- 趣味に使えるお金を多めに考える
- 趣味へ理解を示しつつ、家計状況を説明し予算を決める
といった事を提案すれば、受け入れてくれるかもしれません。
趣味に対する理解を示してあげれば、少し対応が変わるかもしれません。基本的に自分の趣味が最優先になっている方が多いので、説得するには根気が必要かもしれません…。
③飲み会が好き(後輩に奢りたい性格)
考えられる原因3つ目は、【飲み会が好き(後輩に奢りたい性格)】です。
この原因の場合、男性はこんな考えを持っている可能性が高いです。
【飲み会が好き(後輩に奢りたい性格)な男性の考え】
- お金を気にせず飲み歩きたい
- 後輩に奢るために、自由に使えるお金が多めに欲しい
- お金に苦労している、格好悪い姿を見せたくない
飲み会の頻度が多い、もしくは後輩を連れて飲みに行く事が多い場合、月に使う金額も多くなりがちです。その為、自由に使えるお金を多く確保しておきたいという思いが生まれます。また、面倒見の良いタイプでしょうから、お金が無い所は格好悪くて見せられないといった思いもあると思います。
このような考えを持つ男性の場合、
- 予算は多めに確保するが、頻度を減らしてもらう
- 家計状況を説明し、家計にも協力して欲しいと話す
- 「そこまで奢る必要があるのか」聞いてみる
といった事を提案すれば、受け入れてくれるかもしれません。(無理かもしれませんが…。)
ちょっとした見栄っ張りであり、人間関係を大切にするタイプだと思うので、説得するのは難しいかもしれません。家計の状況をしっかり説明して「飲み会にばっかりお金を使っている場合では無い!」と強く言うのも必要かもしれません。
④後ろめたい出費がある
考えられる原因4つ目は、【後ろめたい出費がある】です。
この原因の場合、男性はこんな考えを持っている可能性が高いです。
【後ろめたい出費がある男性の考え】
- 夜遊びに行きたいので自由に使えるお金が欲しい
- お金の使い道を相手に知られたくない
- 相手に言っていない借金やローンがあり、知られるとまずい
代表的なものはキャバクラや風俗への出費です。金額は高額になりやすいですが、相手には言えない出費になる為、自由に使えるお金が多くないと出来ない遊びになります。また、相手に話をしていない借金やローンが有る場合も、返済に充てるお金が必要になる為、反対する可能性が高いです。
このような考えを持つ男性の場合、
- 「何にお金を使っているのか?」聞いてみる
- 帰りが遅い時は、「どこに行っていたのか?」聞いてみる
- 家計状況を説明し、まとめて管理する必要性を説く
- 「借金、ローンがあれば協力するから正直に話をして」と言って聞き出す
といった事を提案すれば、受け入れてくれるかもしれません。(無理かもしれませんが…。)
家計の状況を説明し、「何にお金を使っているか」・「どこに行っていたか」という事を聞くようにすれば、改善されるかもしれません。多少、罪悪感は出てくると思うので…。また、【借金・ローン】を抱えている場合は、抱えるストレスもあると思うので、「協力する」の一言で堰を切ったように話し出すかもしれません。
⑤突発的な出費に対する交渉が面倒くさい
考えられる原因5つ目は、【突発的な出費に対する交渉が面倒くさい】です。
この原因の場合、男性はこんな考えを持っている可能性が高いです。
【突発的な出費に対する交渉が面倒くさい男性の考え】
- 交渉が面倒くさい
- 相談しても理解を得られないと考えている
- 出費に対しての自分の裁量権を残しておきたい
【友人との旅行・遊び】や【親族への祝い金、プレゼント】等々、普段より高額になりやすい出費に対して交渉するのが億劫になっている可能性があります。「自分は大切な出費に思っているけど、相手は理解してくれ無さそう」といった思いがある可能性もあります。
このような考えを持つ男性の場合、
- 突発的な出費に対する対応はするので、管理は必要と説明する
- 相手の大事に思っている事に対して否定はしない
といった事を提案すれば、受け入れてくれるかもしれません。
「言っても理解してくれないだろう」という思いがある可能性が高いので、何かあれば対応するといった姿勢を示すことが重要です。また、相手のお金の使い方に否定的な態度を取り続けた場合も交渉が難しくなる場合が多いので、意見はしても否定はしない姿勢が大切です。
まとめ:結局は話し合いが大切
ここまで説明してきましたが、なんとなく男性が拒否する理由が見えてきたでしょうか?
結婚した後は、
- 家庭を第一に考える
- 家計管理に協力する
といった事が望ましいです。しかし、
- 家計状況を把握していない(把握する気が無い)
- 将来に対する備えを軽視している
といった方は、「今の自分の時間と自由が大切」といった考えになりやすいです。
そのような特徴がある方へは、しっかり説明をして現状をわかってもらう事が何より大切ですよ!
また、もしあなたが相手から、
- 家計管理に関して信頼されていない
- 自分の意見を否定されるかもしれないと思われている
といった現状がありそうな場合は、改善が必要になる可能性があります。その場合は、相手から何を言われても冷静に話し合う事が重要です。
喧嘩する可能性もありますし、労力も掛かりますが、結婚した以上は、夫婦でしっかり話し合いお互いの考えを理解する事が重要です!