こんな事を考えたことは無いでしょうか?
明るい同期が先輩にとても好かれている…。同期と違って明るくないし、コミュニケーションも苦手な自分は好かれる人間になれないのかな…。
そんな悩みを抱えている方に向けた記事です。
サラリーマンになると、
- 新人の頃は毎日仕事を教わる
- わからない事の相談
- 仕事の進め方の相談
等々、先輩と関わる時間は、自然と多くなります。
仕事を円滑に進める為に、先輩との人間関係を構築する事は、とても大切な事になります。
先輩との人間関係を構築出来ないと、「先輩に聞きづらい」・「周りに相談できる人が居ない」・「助けてくれる人が居ない」といった悩みに繋がり、仕事が辛くなってしまう原因に繋がる可能性があります。
そこで、この記事では【先輩との人間関係を構築して、好かれる後輩になる為に意識すべきコツ】を紹介します。
- コミュニケーションが苦手
- 好かれるような特徴を持っていない
といった事を考えている方にも出来る事になりますので、是非ご確認ください。
先輩に好かれやすい人の特徴
初めに、先輩に好かれやすい人の特徴を見ていきましょう。
先輩に好かれやすい人というのは、
- 明るい
- 人懐っこい
- 笑顔
- 素直
- コミュニケーション能力が高い
といったような特徴を持っているようです(参考:小学館Domani「【心理カウンセラー監修】先輩に好かれる人の特徴・共通点とは?」)
このような特徴を見ても、やはり一般的には、明るくコミュニケーション能力に長けた人物が好かれやすいのは間違いないようですね…。
意識するべき5つのコツ:コミュニケーション苦手な人向け
では、そのような特徴を持たない人は好かれることが出来ないのでしょうか?
そんなことはありませんよね。実際、普段積極的にコミュニケーションを取っていなくても好かれている人は沢山いますからね。
- その人の個性が気に入られている
- 性格が合っている
- 共通の話題がある
等々、自分をアピールするポイントは人それぞれです。
しかし、もし自分に、
そんなアピール出来るポイントが無いんだよな…。
と考えている方は、これから説明する5つのコツを意識してみてください。
相手にする先輩の人間性にもよるので、効果が無い事もありますが、基本的な社会人スキルにも共通する事なので是非実践してみてください!
①先輩への相談は自分で十分に調べてからする事
意識するべきコツ1つ目は、「先輩への相談は自分で十分に調べてからする事」です。
職場では、良くこんなやり取りが交わされています。
【良くあるやり取り】
先輩、〇〇の事について、わからないので相談したいんですけど…。
〇〇の事ね、自分で調べてみたり、考えたりした?
いえ、してないです…。とりあえず聞いてみようと思って…。
如何でしょうか?自身で思い当たる方、または周りでこのようなやり取りを見た事がある方が居るのではないでしょうか?
基本的には、
- わからない事
- 疑問に思う事
このような事を先輩に相談する事はとても良い事です。
わからない事や疑問に思う事を、そのまま放置しておくことが一番駄目な事ですからね。
しかし、好かれる後輩になる為には、聞き方を気を付けなければなりません。
例えばですが、
〇〇の事について、ここまで調べて、自分ではこのような事だと考えているんですけど、どうでしょうか?
〇〇の事について、このような方法で調べてみたのですが、これといった結論に辿り着けなくて…。
といったように、まずは「自分で調べ・考えてみる」という行動を取り、伝える事が大切です。その後に、
- わからなかったので、教えて欲しい
- 自分が調べてみた結論で間違いは無いか
- 調べ方、考え方を教えて欲しい
という聞き方をすると、「自分でしっかり調べ、考えたんだな」という事が伝わり、先輩からの評価を得ることが出来ます。
【ちょっとした注意点】
ここまで見ていただいた中で、このように考える方も居るかと思います。
自分で調べて考える時間が無駄だし、最初から聞いた方が早いでしょ…。
たしかに、早く結論に辿り着けるといった点では、間違いなく正しい事ではあります。しかし、先輩に好かれるといった点で見ると、このような考えを持つのはオススメしません。
理由は、「先輩の時間を多く奪ってしまう」という事になる可能性があるからです。
当然ですが、
- 最初から1~10教わる事
- 自分で調べた後に7~10教わる事
どちらが相手にとって負担が少ないかで比べると【後者】だと分かると思います。また、最初から1~10教わる場合、結論だけが頭に入り、本人の中で深く理解が得られない為、同じことを再度聞いてしまうといった事に繋がる可能性があります。(個人差はありますが…)
その結果、今だけではなく将来面で考えても、時間を多く奪ってしまうという事に繋がる可能性があるのです。
勿論、
- お客さんが急いでいる
- 早急な回答を求められる状況
といった場合は、その旨を伝え、直ぐに対応をしてもらうようにしましょう。
このような場合に、「調べた?」と言ってくるような人とは表面上だけ上手く付き合うようにすれば良いと思います。頼れる先輩を見つけて、その人との関係を構築出来るように労力を注ぎましょう!
②アドバイスは素直に聞いて実践する事
意識するべきコツ2つ目は、「アドバイスは素直に聞いて実践する事」です。
職場で、こんなやり取りを耳にしたことは無いでしょうか?
【たまにあるやり取り】
〇〇君、ここは、こんな感じのやり方にすると良いと思うよ。
アドバイスありがとうございます…。でも僕はこっちのやり方が良いと思うので、こっちでやってみます。
如何でしょうか?たまに見かけるやり取りですよね。
こちらも基本的には、
- 自分で考えた方法
- やってみたいと思った方法
これらを試してみて、仕事を進める事は悪い事ではありません。
例え失敗したとしても、自身の成長に繋がる事が多いですからね。
しかし、先輩からアドバイスを受けた際には、素直に受け取る事をオススメします。
アドバイスをして貰えるという事は、
- 気に掛けて貰えている
- 過去に自分も同じような件で、経験(成功・失敗)がある
- 仕事を円滑に進める方法を知っている
といった「理由があるから」という事が多いです。
もし、素直にアドバイスを聞かずに仕事を進めた場合、今後、
〇〇君は、アドバイスをしても言う事を聞いてくれないから、気に掛けなくても良いや…。
といった事に繋がりかねません。
【ちょっとした注意点】
ここまで見ていただいた中で、このように考える方も居るかと思います。
分かってはいるけど、それでも自分のやり方を試してみたい…。
その場合は、
- 予め自身が考える仕事の進め方をしっかり相談する
- 初めはアドバイス通りやってみて、別の機会に自分のやり方を試す
いづれかの方法にすると良いのかもしれません。
相手も善意でアドバイスしているので、素直に聞くのが一番だと思いますが、自分の考えがあれば、しっかり伝えるのが大切です。
③相談で終わらずに報告まで行う事
意識するべきコツ3つ目は、「相談で終わらずに報告まで行う事」です。
職場では、良くこんなやり取りが交わされています。
【良くあるやり取り】
〇〇先輩、ここの対応の仕方が良く分からないので、教えて欲しいのですが…。
この対応は、こうすれば上手くいくと思うから、やってみてね。
わかりました!ありがとうございます!
(しばらくして…。)
あれっ?そういえば報告が無いけど、あの対応は上手く出来たんだろうか…?
如何でしょうか?意外と多いやり取りになります。
基本的に、相談された(教えた)側の思考では、
- 教えたことに対して
- その後の結果に対して
責任が生じると考えます。つまり、その後の結果をとても気にしています。
自分の教えたことで後輩に不利益が有っては、申し訳ない気持ちでいっぱいになりますからね…。
その為、報告までしっかり行い安心してもらう事で、このような考えになり気に掛けて貰う事が出来ます。
教えて良かった。また頼られたら答えてあげよう!
【ちょっとした注意点】
相談する(聞いた)側は、確認して解答する事が目的になる為、その後の報告を失念するといった場合があるようです。忘れずに報告を行いましょう。
また、相談した相手から、
そういえば、あの件どうだった?
と言われてからでは、「報告を忘れていた」と同じ扱いになる為、必ず自分から報告するようにしましょう。
④自分の情報を積極的に話す事(苦手なりに)
意識するべきコツ4つ目は、「自分の情報を積極的に話す事(苦手なりに)」です。
やはり、コミュニケーションの基本は【相手がどんな人なのか】という事をを知るところから始まります。
何が相手に興味を持つかわからないので、話をする機会があれば、
- 自分の趣味
- 得意な事
- 最近の出来事
等々、積極的に自分の情報を相手に伝えてみると良いと思います。
このコツに関しては、焦らずゆっくり実践していけば大丈夫です。「今度話をする機会があれば、こんな事について話をしてみようかな」と予め考えておけば、コミュニケーションが苦手でも話をしやすくなると思いますよ!
⑤たまにお礼を渡してみる事
意識するべきコツ5つ目は、「たまにお礼を渡してみる事」です。
- いつもお世話になっている方
- 対応を助けていただいた方
- 詳しく教えていただいた方
このような方達に対して、思いついた時で構いませんので、何かお礼として品物を渡すと良いと思います。
お礼の品物と言っても、決して高価な品物を渡す必要はありません。例えばですが、
- 飲み物
- お菓子
- 一緒に食べる昼食
- 旅先でのお土産
といった、数百円から千円程度に収まる物で構いません。
逆に高価な品物を貰うと、申し訳ない気持ちが生まれてしまいますからね。また、周りの視線も少し気になってしまいます。自然に簡単に渡せるものが良いと思いますよ!
品物を添え、言葉で感謝を述べると、より相手に伝わりやすくなります。相手も、自分の善意が伝わっている事が分かれば、今後も気に掛けてくれる筈ですよ。
【ちょっとした注意点】
ここまで見ていただいた中で、このように考える方も居るかと思います。
先輩だし、後輩の面倒を見るのは当然じゃないの…?お給料も自分より貰っているわけだし。
確かに、
- 自分の仕事負荷
- 後輩の育成
このような要素から給料は決まりますし、将来管理職になる為に人材育成を学ぶ事は、相手のスキルアップにも繋がります。
しかし、上司ではなく先輩の立場で居る間は、あくまでも同僚であり、管理職ではありません。特別面倒を見る必要もなければ、その義務も会社により異なりますが無いと思います。
その為、「面倒を見てもらって当たり前」という考えは避けた方が良いでしょう。
まとめ:コミュニケーションが苦手でも諦めない事
ここまで【先輩との人間関係を構築して、好かれる後輩になる為に意識すべきコツ】を5つ紹介してきましたが、如何だったでしょうか?
ここまで紹介した方法は、
- 意識して行動する
- 少しの恥ずかしさを我慢する
- 勇気を出す
といった事が出来れば、実現可能な事です。
そして、実現する事が出来れば、コミュニケーションが苦手だとしても、人間関係の構築にとても役立ちます。
人間関係を構築出来れば、「仕事を円滑に進める」・「社内での居心地を良くする」といった事に繋がり、より仕事がやりやすくなります。
自分の居場所は自分で作るという気持ちを持って、是非実践してみて下さい。